新しい横須賀へ〜 吉田雄人「マニフェストのかたち」
私にとってマニフェストとは、政策本位の政治を実現するための、唯一の手段。しがらみのない政治をつらぬくために、どうしても必要な姿勢。市民の皆さんへお示しする改革の道しるべ。「横須賀のまちを変えたい! 良くしたい! だから、こんなふうに変えていきたい!」そんな想いを強く込めたマニフェストの骨子です。どうぞ皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

市長のマニフェストについて
「選挙のマニフェストって、政策本位で候補者を選ぶ場合の判断基準になるわけですね」
「そのとおりです。市長のマニフェストについていえば、任期の4年間に、実現をめざし取り組んでいく施策を掲げるもので、市民と交わす固い約束だと思います」
「守れなかったら?」
「はい、市民に納得いただけるよう、とことん説明します」
「それでも納得できなかったら次の選挙で落とされるかもしれない」
「それは覚悟です」
「条例などが議会で否決された場合は?」
「あくまで市民が理解してくれるかどうかです。市民や議会にオープンに相談していく。そうした仕事のプロセスを大事にしていきたいと思います」
マニフェスト施策について
「マニフェスト骨子にはいろいろな施策が掲げられているが、財政が厳しい中で、実現の見通しは立つのかね?」
「私のマニフェストを象徴する施策ですから実現に向けて挑戦していかなくてはなりません。貴重な税金が元手であることを決して忘れず、今ほんとうに必要とされるものを重点的に、子どもたちの将来に夢がつながっていくことにこそ、心をこめ、市民の皆さんのご協力もいただきながら取り組んでいく。それが私のマニフェストの基本姿勢です」
「今までやってきている事業はどうなるのかね? 大事なものも多いでしょう?」
「必要なものは、充実していくのは当然です。ただ、無駄なやり方をしているのではないか?情報は、ほんとうに必要としている人にきちんと届いているのか? 反省すべきところは反省し、徹底していかなくてはならないと思っています」
「基本的なことを伺いますが、現在市は何年も先まで、市長の任期を超えるような計画を立てていますよね? その計画と任期4年のマニフェストはどういう関係になるんでしょう?」
「本来、市長のマニフェストと市の諸計画は整合しないとおかしなことになりますが、その点の議論は十分になされていないのが実情です。市政の継続性の問題もありますから、今後マニフェスト選挙が当たり前になって来たときに備えてきちんと整理しておくべき重要なテーマだと思っています」
「現在進行している市の計画は見直すんですか?」
「全面的に見直すつもりです。そして今後立てる計画は、計画期間を市長の任期と合わせたものにするつもりです」
「10年計画とか、長い期間を必要とする計画は、どうなりますか?」
「重要な計画の一部は今でも議会の議決を得ることになっていますが、それ以外の計画でも継続性の問題があると認められる場合には、議会の承認を得るなどの措置が必要であると考えています」
目標(約束)期間の符号
- すぐにやります。
- すぐにやりますが、予算化が必要なので2年目までには実施します。
- 任期中に取り組みを始めますが、実現するには、4年くらいかかります。
- 実現するには、4年以上かかります。
実施に当たり議決・許可・同意が必要なところの符号
- 市役所だけで実施できます。
- 条例の制定などのように議会の議決や同意が必要です(予算を除きます。)
- 国及び県の許認可や承認が必要です。
- 企業、団体、市民の協力が必要です。
自然環境
「水」や「緑」にもっと親しめる横須賀へ
いまの横須賀から、「海」と「緑」が失われたとしたら、それは「横須賀」ではなくなってしまうと、私は思っているのですが、みなさんはどう思いますか? それなのに、いま横須賀から、青い海やゆたかな緑が失われつつあると思いませんか?大好きな横須賀のまちが、これからも「横須賀」であるために。温暖な気候に抱かれた三浦半島の原風景をまもり育てる市役所に変えていきます。
- 水と緑の基本条例をつくります。





→「不伐の森」の指定、「緑の寄付」制度の確立 - 公園に、実の食べられる果樹を植えていきます。






→災害のあった時などには、誰でも食べられます。

「マニフェストの最初に自然環境をもってきましたね」
「このごろ、自然のふところの温かさをしみじと感じていまして、最初に置くのがふさわしいと思いました」
「どんどん緑が削られているもんな」
不伐の森の指定について
「不伐の森というのは、森の木は切らないっていうことですね?」
「この取り組みの先駆的な市である山形県の長井市に不伐の森条例というのがあります。その第一条の目的を読んでみます。『この条例は、本市が永遠に緑豊かなまちであることを願い、永久に伐採することなく市民参加の育林により巨木の森をつくり、市民の永久財産として保存し将来に継承するとともに、広く緑の大切さを提唱することを目的とする』とあります」
「壮大な理念は分かるけど、横須賀のどこに森があるのかな?」
「よくそう言われるんですが、実際にあります。たとえば、くりはま花の国周辺、塚山公園付近がそうです。要は、そうした理念で横須賀の緑を守り、育てていきたいということなのです」
「荒廃したところは植林していく?」
「そうですね」
「でも大分部分は他人の土地でしょう?」
「長井市もそうなんですが、対象とするのは市の土地です。ですから、緑地の寄付制度の確立と一体になって取りくんでいかなければならないと思っています」
公園に植える果樹について
「公園に果樹を植えるなんて、おもしろいと思うけど、管理がたいへんじゃないのかな。盗まれたり、子どもが木にのぼったりして」
「盗みにきたり、木に上ったり、そんな元気な子どもが出てきたら、なんだかうれしい感じがしますね(笑い)。果樹が立派に育つよう、管理はご近所にお願いしていこうかと思っています」
「どんな果実?」
「はっさくや夏みかんなどです。災害時には食べられるので、役に立つと思います。あと、市の木、市の花も植えていこうかと思っています」
「(他の市民に)市の木って知ってる?」
「・・・・?」
「なんとか桜・・・・?」
「オオシマザクラでしょう(笑い)」
医療・福祉
「いのち」を大切にする横須賀へ
病気、老いや死、不慮の事故、障がい、愛する人からの暴力、貧困等。これらは、決して他人ごとではなくて、だれもが直面するかもしれないことです。そうした現実に、向きあって、乗り越えようとしている人たちの姿には、心を打たれます。その人たちに寄り添って、お手伝いできる市役所に変えていかなければなりません。そして地域全体で、温かく支えあう横須賀のまちを取り戻します。
- 救急医療センターの運営を改善します。





→現在は夜12時に終了しますが、朝まで運営いたします。
→待合室のあり方を改善します。 - 「いのちの基金(奨学金制度)」をつくり、医師・看護師をめざす学生を支援します。






- 特別養護老人ホームの待機者を減らします。






→現在1894人の方々が、ホームの空きを待っています。

救急医療センターの運営改善について
「救急医療センターは、現在、夜の12時で終わってしまいますが、これを朝まで運営できる体制にもっていきたいと考えています」
「今の場所はすごく手狭で、診療待ちのみなさんとても苦労してますよ」
「実は、2階部分はほとんど使われてないんですが、ご存知ですか?」
「ほんとですか? もったいない」
「あの2階を活用したり、駐車場の問題を解決すれば、結構改善できると思っているんです」
「子育て中の不安をなくすためにも、直ぐにでも手をつけてもらいたいですね」
「1年間にセンターを利用する救急患者数4万弱の半数が小児科なんですね。子どもの急病不安は、私も二人の子持ですからよく分かります。24時間無休の救急電話相談を先行させていければと考えています」
いのちの基金について
「医師や看護師さんの不足問題は深刻です。私は、国や県の動きを静観しているだけでなく、市としてもできることは取り組んでいくべきだと思っていました。「いのちの基金」は、そういう危機感からでてきた発想です。具体的には、基金を設け、資金を積み立て、その道を志す学生への奨学金制度として運用していこうとするものです。また、この「いのちの基金」は福祉の方でも活用していこうと考えています。それは後ほどご説明します」
「何を積み立てるんですか?」
「奨学金制度の場合は、市民からいただいた寄付金を主体に考えています」
「市民が協力して市民の子どもを医師や看護師に育てるってことですね。でも、寄付なんて集まるんですか?」
「大丈夫です。篤志のある市民はたくさんいらっしゃると思います。それに、寄付金に加えて、市の予算からもその同額を積み立てていくシステムを考えています」
「奨学金の額はどの程度に?」
「たとえば医師について言えば、一人二千万円くらいを考えています」
「条件は?」
「横須賀市民が対象です。医師免許を取得し、臨床研修を終えた後、市民病院などで小児・周産期などの救急部門に十年間勤めていただければ返済は全額免除となります」
「友人に医学生がいますけど、市内に住所を移せばいいですか?」
「横須賀市民になっていただければけっこうです。それと医療に従事して最低十年間は市民でいて欲しいのです」
特別養護老人ホームの待機者を減らすことについて
「特養の建設計画はどうなってますか?」
「現在、市では300床の特養の建設計画、がありますが、これは計画どおり進めていかなければならないと思っています」
「300人の待機者が解消されても、残りは1500人以上。完全に解消されるには、ほど遠いですね。それに順番待ちの列に、あてもなく並んでいるようで、なんだかもの哀しいじゃないですか」
「特養の待機者1894人は、いわゆる「終のすみか」を求めている方々の象徴的な数字としてとらえたものです。ご指摘のとおり、特養だけを目標に、待っているのは現実的ではありません。在宅を始めグループホームなど、あらゆる組み合わせを総動員させて一日もはやく安心して生活できる環境を用意できるよう知恵を絞っていく。そうした視点で取り組んでいきたいと考えています」
「財源はどうします? とくに福祉施設の建設はお金がかかるんじゃないですかね?」
「施設整備については、ここでも「いのちの基金」を活用しようと考えています。この基金に積み立てる原資は、行政改革の成果や予算で余った不用額を考えています。業務の改善や予算の節約に明確な目的があれば、職員の皆さんも努力する甲斐があるのではないか、しかも基金で管理されるから目に見えた目標になるのではないかと思っています」
「いのちの基金を支えていくのは、市民の善意と、職員の行革努力なんですね」
「そのとおりです」
「福祉施設の整備は特養になるのですか?」
「特養もそうですが、重症心身障がい児者施設や児童養護施設も考えなくてはと思っています。なにしろ計画はあるのですが、なかば置き去りにされていますから」
「それは問題ね」
「とにかく「いのちの基金」は、成功させなければならないと思っています」
「いくら貯まっていくか、市民にとっても楽しみな仕掛けですものね」
「がんばります(笑い)」
「福祉は範囲が広いのですが、ほかに何か考えてるんですか?」
「もちろんアイデアはあります。マニフェスト「完成版」には、漏らさず掲げます」
「二、三お話しくださいな」
「福祉については、思いやりと支えあいの精神を横須賀のまちにさらに深く根付かせていきたいと思います。マニフェストとしては、「いきがい」「はりあい」「ささえあい」のソフト面重視の施策で、次のようなものを考えてます」
子育て・教育
「ハコモノ」づくりから「人づくり」の横須賀へ
子どもは町の宝。この「宝モノ」と「箱モノ」と、どちらが大切でしょうか? さらに言えば、まちづくりの原点は「人づくり」。「箱モノづくり」と「人づくり」と、どちらが大切でしょうか?
よりよい子育て・教育は、よりよいまちづくりの礎(いしずえ)になるものです。けれども現状は、多くの大人が学校をあきらめてしまって、塾だけを頼りにしています。結果、子どもたちまでが学校をあきらめて、不登校の子どもが増えています。学校をあきらめないこと。そしてもちろん、大人が学ぶことも大切です。子どもと大人が共に育つ、「共育」を目指します。
- 学校を地域で診断する「しくみ」をつくります。





- 小学校の校庭を芝生でおおいます。





- 誰でもなんでもきける・調べられる図書館に変身します。





- 子育てにまつわるストレスや不公平感をなくします。







学校を地域と一緒に診断する「しくみ」について
「学校評議員っていうのがありますね。それと同じようなものを作るということですか?」
「学校評議員は、横須賀市でも平成14年度から導入しています。その役割は、学校組織の一部として、校長に意見をのべていくということです」
「教育現場も評価ばかりされると、のびのびできないでしょうね」
「私もそれが心配です。学校評議員については、その効果をそろそろ検証する時期だと思っています。今考えているしくみは、学校が地域社会の一員として、地域に開かれ、支えられ、健全に育っていくには、どういうところに問題があるのか、地域と学校が協力しあいながら、「診断」していこうという仕組みです」
「ようするに学校が元気になって地域に溶け込けこめるよう、一緒になって考えていこうということなんですね」
「そのとおりです」
小学校の校庭の芝生化に関して
「校庭の芝生化の話をすると、すぐ反論されます。人手や費用、管理に困る、冬場は校庭を使えないなど、威勢よく芝生化を目指したって直ぐに挫折してしまう、と」
「それにあえて挑戦していく?」
「そんな大げさなものではありません。いわゆるゴルフ場のグリーンをイメージするとそれはたいへんなことかもしれませんが、私が考えているのは雑草が混じってもよいとするものです」
「雑草が混じった方が強くなる」
「草原や原っぱのイメージ」
「はい。そのイメージです。それと私は、子どもたちが地域の大人の手を借りながら作業を進めていく。その過程にも教育的な意味があるのではないかと思うのです」
「市内の全学校でやるのですか?」
「まずモデル校を指定して、その効果を体現しながら全校に広めていければと思っています」
誰でも、なんでもきける・調べられる図書館について
「図書館って、たまに小説を借りるくらいだな」
「私は、受験やテストの勉強で使わせてもらいました」
「図書館には、たくさんの可能性があるんです。イメージで言えば、「本を貸す」ではなくて、「知りたい!に応える」という姿勢です。夏休みの自由研究から会社の企画書の書き方まで、調べに来た方には、すべて満足していただきたいのです」
「そんなことまで期待していいの?」
「まだまだアピールが足りません。図書館の司書さんたちは優秀なので、もっともっと隠れたニーズに応えることができるはずです」
「アメリカでは引っ越したらまず図書館に行くっていうよね」
「医療機関の情報や観光施設などを紹介するコーナーがあってもいいですね」
「図書館は知恵の館、出てくるときには豊かな気分になっている」
「お、うまいことを言いますね。それ、いただきです」
「有料の宅配サービスもいいんだけど、もう少し身近なところで貸し借りできないかね」
「宅配料金もばかにならないもんね」
「おっしゃるとおりですね。これからは行政センターや学校の図書館などでも貸し借りできるようにしたいと思います」
子育てにまつわるストレスや不公平感について
「ストレスのない育児なんてないんだろうね」
「それはそうよね。子育てって、いい思い出だけが残るようなものばかりじゃないのよ」
「他人が見れば一見なんでもないようなことでもストレスになって苦しむ場合がありますよね。それに親がストレスを溜めると、全部子どもに影響してしまいます」
「私は、子育てのときにおばあちゃんも元気でいてくれたから、ずいぶん安心できた」
「身近にそういう人がいなくなったからな」
「そうなんですね、身近で、いつも自分の子どもの成長を見守ってくれるやさしい存在が必要なんですね」
「市だって、相談窓口はいろいろと用意してくれてますよね」
「たくさんある割りには知らない人が多すぎるんじゃないかしらね」
「自分の生活のどこに問題があるのか、どうしたらよいのかさえも分からない場合もあるのよね」
「市役所もいろいろな窓口を構えていますが、それが、すみずみまで、本当に役に立っているか検証しなければならないと思っています」
「不公平感はよく感じますね。保育所に入れないとか。学童保育の場がないとか」
「親の立場や事情に違いがあっても子どもが受けるサービス水準は等しくなければならないと思います。心して取り組みます」
「で、どう問題を解決していくんですか?」
「現状の市の子育てに関する計画ですが、いろいろとメニューを上げていますが今ひとつ心に響いてきません。実績も出されていますが、ぴんとこないのです。早急に見直したいと思います。それと、当面の課題として、子育て不安の解消に応えるため夜間の相談体制を医療・福祉施策と連携した中で整備していきたいと考えています」
地域経済の活性化
「まずは、雇用。そして循環する経済を!」
「経済が元気になる」という言葉はとっても魅力的ですが、ここでいう「経済」とは一体なにをさすのでしょうか?
私は「働く場」だと思います。住んでいるところの近くに、働く場所があれば満員電車もありませんし、家庭や趣味の時間を多くとることができます。そしてなにより地域の経済力の発展は、そのまま地域の福祉力・教育力の向上につながります。多様な職場、生き生きと働ける職場が身近なところにあること。あるいは遠くに通う人のための交通網が整備されていること。そして、お金が循環し続けること。お金は天下の回りもの。この回転を止めないように頑張ります。
- 適正な設計・積算にもとづく入札制度改革を行います。





- がんばっている中小企業や商店街・自営業を支援します。





→商店街へ「住み込みコンサルタント」を派遣します。 - 企業・観光客誘致(シティーセールス)のために特命担当を設置します。






適正な設計・積算にもとづく入札制度改革について
「入札制度改革がどうして地域経済の活性化につながるんだろう?」
「横須賀市は電子入札など入札制度改革については先駆的な自治体とと聞いているわ」
「確かに電子入札制度で事務の効率化が図られ役立ってることは評価できます。しかし、コンピュータに依存するあまり、入札制度そのものが、くじ引き、運任せとなり、入札本来の姿である適正な設計や積算がなおざりなってきている感じがするのです」
「安かろう悪かろうが出てくる?」
「その懸念もあります。それ以上にものづくりに対する真摯な姿勢が、見失われてきているのではないかと思うのです」
「それがどうして地域経済の活性化につながることに?」
「まず、市の公共工事は可能なかぎり地元業者を優先していかなくてはならないと思っています」
「それはそうですよ、地震がきたときには私達が重機をもって復旧に行くんですから」
「税金だって横須賀市に納めてくれる」
「なるほど、市外の業者はそんなことしてくれないわね」
「そのとおりです。で、入札の方に話を戻しますが、地元業者優先させるにしても業者の技術力が勝負になるわけです。その技術力を向上させるには、発注者である市役所自身が、適正な設計、厳密な見積もりを行いそれを入札価格に反映させていかなくてはなりませんが、今の入札の仕組みでは、十分に活されていないということなんです」
「それは道理ですよ。でも、たいへんでしょう? できるんですか?」
「確かにたいへんです。しかし、道理に近づく努力はしていかなければなりません。市職員の設計・積算能力を高めると同時に、契約にあたって適正な設計・見積もりが行われているかどうかを技術的な観点から検証する第三者委員会の設置を検討していきます」
「談合を招く恐れはないでしょうね」
「ものづくりの本来の姿であって、談合は別問題です。談合防止については、さらにペナルティを強化し、これからも談合が起きない仕組み作りをすすめていきます」
商店街への「住み込みコンサルタント」の派遣について
企業・観光客誘致(シティーセールス)のための特命担当設置について
「住み込みコンサルタントとか、シティーセールスの職員は、市の職員でしょう?」
「そうです」
「そういうプロはいるのですか?」
「当面は民間から公募します。そのためにも職員採用の年齢制限を撤廃しますから」
「コンサルタントが住み込んでシャッター通りが再生できるんですかね?」
「商店街を支える方々と一緒に住み込んで、汗を流して、再生の道をさぐっていこうという試みです」
「冒険だね」
「どのような効果が期待できるか、やってみなければ分からない心細さもありますが、まずは一歩踏み出すことが大事です」
地域自治市民活動の活性化
「市民が主役のまちづくり」
押しつけや、しゃくし定規のまちづくりではなく、自分の暮らしや地域の暮らしのことは、自分たちで決めていくということを、もっともっと当たり前にしていかなければいけません。そのためには、各地域で一生懸命頑張っている町内会や商店街の方々の声にもしっかり耳を傾けなければいけません。またNPO活動やボランティア活動を行う方々の意見も聴かなければいけません。多くの方々の意見が届く。それを形にできる市役所へ。改革を止めません!
- 常設型の住民投票を盛り込んだ自治基本条例を制定します。






- 地域住民によるまちづくりを行う地域運営協議会の設置を検討します。






- ボランティア活動に応えるポイント制度を検討します。





- どんな意見も大歓迎!「目安箱」を設置します。






常設型の住民投票を盛り込んだ自治基本条例の制定について
「自治基本条例は、自治体の憲法と言われていますね」
「地域の身近な生活のことは地域が責任をもって決めていく。地方分権の時代を生き抜いていくための、自治体運営の最高規範とする条例です。日本国憲法のようなイメージでとらえてもよいと思います」
「どんなことを定めるのですか?」
「主権が市民であるみなさんにあること。住民の権利と責任、議会、市長等の果たさなくてはいけない役割や責任をきちんと宣言しておく。あたりまえことなのですけど、権利と責任を常に自覚できるよう条例で定めておこうというものです。これを定めることにより住民の皆さんが積極的にまちづくりに参加する。そういう期待も込めれられてます」
「常設型の住民投票というのは?」
「横須賀市の重要な方針について、横須賀市民の意思を直接確認する必要があるときは、市長は、横須賀市民による住民投票が実施できることを、あらかじめ条例の中に位置づけておくことです。もちろん市民側からも議会側からも請求できるわけです」
「それはたいへんな作業だ」
「自治基本条例は、全国的に制定する自治体が増えています。神奈川県も制定しました。先進例を学びながら実現をめざしてがんばっていこうと思います」
地域住民によるまちづくりを行う地域運営協議会の設置について
「地域運営協議会ってなんですか?」
「地域の特色や個性を活かしたまちづくりを、市民が協議会を組織して、自らの責任で行っていこうとするものです」
「町内会の大きなもの?」
「市から一定の予算をもらって自主的な事業として、民主的にまちづくり行っていく。そういう町内会とイメージしてもよいと思います」
「何箇所くらい作るんですか?」
「地域の伝統、特色、個性を集合させてみなければ何箇所が適当であるか今はなんとも言えませんが・・・・」
「そういうことを含め検討していく?」
「はい、分権時代の理念にそったものなので、積極的に検討していきたいと思います」
ボランティア活動に応えるポイント制度について
「ポイント制度ってどんなものを考えているんですか?」
「例えば、学童の交通安全、障がい者の介助のお手伝い、防犯パトロール、海や川、道路や公園の清掃活動などは、、本来税金でやってもおかしくないような仕事です。そうしたボランティアに対する謝礼としてのポイントです。貯めていただいたものは、例えばバスや電車の乗車券でお返しする」
「ボランティアっていうのは無償の奉仕じゃないんですか?」
「ボランティアは、無償という意味が定着しているようですが、本来は自ら進んで参加するという意味です。市役所が行うべき仕事の隙間を埋めていただけるわけですから、感謝の気持ちがあってもいいのかなと思っています」
「年金生活者にとってもありがたいですね。自分でできることをお手伝いする。そのお礼として何かしらのものをいただく。励みにもなると思いますね」
どんな意見も大歓迎!「目安箱」の設置について
「市役所には『市民の声』という制度は、今でもあるんでしょう?」
「あります。しかし、市民の切実な訴えがが直接市長の心に届いてるのかな?
という素朴な疑問があります。目安箱から届いた訴えは、文書で回答するだけでなく、直接、その現場に飛んでいくといったくらいの構えがないといけないと思っています」
市民サービスの活性化
市民の役にたつ所の「市役所」へ
タテ割り、たらいまわし、前例踏襲・ことなかれ主義・・・。市民は窓口で戸惑うばかりです。市民の時間を奪うようなサービスのあり方は、変えていかなければいけません。「もっとこうすればよくなるのに」、「あの工夫一つで便利になるのに」「これが行政センターでできたらいいのに」、「そんなサービス知らなかったよ」、「もう少し簡単に手続きできればなぁ」。こんな声を、サービス向上につなげることができる市役所を目指します。
- 行政センターにおける相談体制を構築します。





→相談・手続きのワンストップサービス
→市職員による家庭訪問サービス - 窓口サービスのアンケート評価を継続的に実施します。





- 「広報よこすか」を全面改定します。






相談・手続きのワンストップサービスについて
「ワンストップサービスというのは?」
「その場で、一切の相談や手続きが終わるということです」
「そりぁ行政センターでできれば便利だけど、専門の職員を大ぜい増やさなくてはならんでしょう。人減らしを進める中でできるんですかね?」
「家庭訪問だって人がいなくてはできませんよ」
「私は、市の職員は『なんでも相談窓口』にならなくてはいけないと思っています。全職員にそういう意識を持ってもらい、その上で、テレビ相談システムを利用した相談を実施します」
「テレビ相談なら、もう先行している市町村があるでしょう?」
「はい、たくさんあります。先行している自治体の実績も参考に、もう一歩踏み込んで、可能な限り手続きまで終えてしまおうという試みです。市民の方が地域の行政センターに行っても、市役所の担当課に直接行ったと同じような相談ができるしくみです。テレビを通じ、相手の顔を見ながら相談し、必要ならば手続きも済ましてしまう、ということです」
「市役所の新たなビジネスモデルですね」
「そうありたいです」
「ITは、そこまできてるんですね」
「長岡市役所のホームページでは、行政案内を動画でやっていました。ふるさと昔話、史跡、民族芸能まで動画で流しているんです。半端じゃないです」
「私も見てみますね」
窓口サービスのアンケート評価の継続的実施について
「当然のことじゃないですか」
「そのとおりです。お金をかけず、当たり前の気持ちでやっていきます」
「モニター制度とか、覆面調査なんて方法もありますよ」
「どちらも有効ですね。参考にします。あと、市の発行する書籍資料は可能な限りアンケートの返信用はがきをつけることを義務つけようと思います」
「みなさん書いてくれるかしら?」
「ぜひ、書いてください。仕事の評価を市民のみなさんにも必ずしていただくという気持ちで、私たちも取り組んでいきますから」
広報よこすかの全面改定について
「今の広報だって別に悪くないんじゃないですか。よく読んでますよ」
「もっと読みやすく、親しみやすくなるのではないかと思っています。例えば、毎回、市長のコラムを一番いい紙面に載せる必要があるのか。読者の世代別に編集できないか。すぐ捨てられてしまう広報紙ではなく、何日も保存される情報誌を作っていきたいと思います」
「出来上がりを期待しましょう(笑い)」
「多くの人に読んでいただくため、駅で配ることも考えています」
「雄人くん得意の『駅立ち』ですね?(笑い)」
「西地区はどうするんですか?」
「三崎口や逗子駅にも出張ります(笑い)」
市長の姿勢
「熱い想いで、全力投球するべきです!」
正直さは「情報の開示に」、勇気は「果敢なチャレンジ」に、責任感は「たゆまぬ努力」に、学ぶ心は「謙虚な姿勢」に・・・。なによりも現場主義。現場にこそ「問題」は存在するものですし、現場にこそ「答え」があるものです。「事件は会議室で起きているんじゃない!」という当たり前のことを、当たり前にするために。みなさんとともに汗をかき、笑顔を共有できる市長が必要です。そのためには、市長はつねに全力投球。一生懸命頑張ります!
- 市長・副市長の運転手付の専用公用車(約3,100万円)を廃止。





- 交際費は、市として必要な外交的なものに限定。





→現在は名刺代、新年会会費などにも支出。 - 市役所3階にある市長専用トイレの廃止。





- シャンデリアのぶらさがる市長応接室の廃止。





- 市民との話し合いは、つねに「車座」で。






「市長は職員のお手本ですからね」
「はい。シンボル施策には載せなかったんですが、自らを律するという意味で、市長や他の特別職の倫理基準を明確したいと思っています」
「どんな形で?」
「現行の職員倫理条例の中に組み込んでいくのが現実的かなと思っています」
「公用車を廃止するなんて…。お仕事には欠かせないでしょう?」
「私が言うのは、市長しか使えない公用車のことなんです。通勤の送り迎えにまで使うのはどうかと思うんです。公用車は徹底して共同使用です。そうした管理システムを考えたいと思います」
「今吉田さんは、バイクに乗って動き回っているけど、バイクはやめるんでしょう?」
「・・・・」
「市長専用のトイレって、ほんと?」
「ほんとうです(笑い)。必要ないですよね」
財政再建
「将来につけを残さない財政を」
市の財政は、もろくて弱くて、疲弊しきっています。支出が市の税収を大幅に上回っているからです。足りない分は国から借りたりもらったりするお金でなんとかまかなっていますが、その結果の借金の総額が3,132億円にものぼります。「すぐにできること」、「長期的にとりくむこと」などを明確にした計画づくりからはじめます。
- 財政基本計画を策定します。





- 財政状況がよくわかる冊子を全戸配布します。






財政基本計画の策定について
財政状況がよくわかる冊子の全戸配布について
「新聞で見たのですが、市の外部監査委員によると、横須賀市の施設の老朽化に伴う更新や改修に、2000億の費用が必要だとか」
「今後10年間に1967億円ですね。深刻に受け止めています」
「1年に196億!」
「そんなことは最初から分かってことでしょう」
「もう新しい施設どころじゃないな」
「市民の安全にはね返ってくる問題ですから、市役所あげて対応していかなくてはならないと思っています」
「財政基本計画って、何ですか?」
「古くからの教えに、『入るを量りて出ずるをなす』というのがあります。収入の額を計算しそれによって支出を計画するという意味ですが、基本的な考えは、まさしくこれです。この考えにそって具体的な数値目標を定めていきます」
「その数値目標っていうのは?」
「横須賀市全体の借金総額や経常収支比率などですね」
「経常収支比率?」
「たとえば、財布の中に1万円あったとします。1万円のうち、食費、高熱水肥、ローンの返済など、必ず支払っていかなくてはならないものが9千円だったとすると、その比率は、90%ということになるわけです。言い換えると自由に使える金が10%、千円ということになるわけです」
「今の横須賀市は?」
「96%前後です」
「4パーセントしか自由に使えない」
「そのとおりです」
「今でも、財政状態の改善のため行政改革を進めているんじゃないですかね?」
「それはそのとおりです。でも予算も行政改革も場当たり的な感じがしませんか?それは、市民に開示された、中長期的な基本計画が背景にないからです」
「先々の収入を見通すことは、とても困難でしょう?」
「確かに税収などの将来予測は大へん難しい作業ですが、あらゆる方法を模索しながらでも真剣に取り組んでいかなくてはならないと思っています」
市役所改革
「市民の声を聞く市役所に! 相談できる市役所に!」
実に多くの職員が、まじめで勤勉で誠実に働いています。なのに組織や人事があしき官僚文化に染まり、その人材を生かしきれていないのが現状です。たとえば法的な制限があって実現が難しいことでも、その可能性を市民と一緒になって考える、そんな姿勢が大切です。
- 風通しの良い人事制度改革を行います。





- 職員採用の年齢制限を撤廃します。






風通しのよい人事制度改革について
職員採用の年齢制限の撤廃について
「風通しの良い人事制度とは?」
「人事の基本は評価ですが、組織の中で人が人を評価することほど難しいことはありません。そうした認識の上に立ち、誰もが公正・公平であると認めるような考課システムの構築を目指していく」
「目指していく?」
「終わりがないということです。どんな優れた仕組みをつくっても不満に思う人はなくならない。人事制度に絶対はないと思っています」
「今の市の取り組みではだめなんですか?」
「管理職が部下の評価に時間をとられ過ぎている。その割りに部下の仕事に対するモチベーションは上がっていない。そういう声が方々から聞こえてきます」
「やる気をなくすのはよくないね」
「まず、職員は職務のプロを目指して欲しいと思います。職員の採用年齢を撤廃することは即戦力の確保、再チャレンジの場の提供ということが主たる目的ですが、民間の新鮮で刺激的な志向を取り込めば、職員の間で切磋琢磨する文化が醸成されていくといった期待もあるのです」
「ぬるま湯にはつからせない(笑い)」
「職務能力を中心に考えれば調子のいい人ばかり出世ができるようなことはないはずです」
「陰でこつこつ努力している職員に公平に報いてやりたいという思いですね」
「そのとおりです」
皆さんのかんがえるマニフェストを教えてください
最後まで、読んでくださってありがとうございました。今回読んでいただいたマニフェストは、あくまで「骨子」です。これから、どんどん完成させていくつもりです。
そこで! お願いがあります。今までのように「おしつけ」の政策ではなく、市民の皆さんからの意見をもとに、マニフェストを完成させていきたいと思っています。ぜひ、マニフェスト投稿のページから、皆さんのかんがえるマニフェストを教えてください!
ぜひ、いっしょに横須賀の町を変えていきましょう!
「チェンジ。やればできる! 改革マニフェスト2009 完成版」PDF
その後皆さんから届いた声を盛り込んだ完成版のマニフェストをPDFでも配布しています。ぜひご覧になってください。→「チェンジ。やればできる!改革マニフェスト2009 完成版」のダウンロード
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マニフェスト「解説版」
様々な登場人物を通しての会話形式のQ&Aなどを加えたマニフェスト「解説版」のPDFファイルです。ぜひご覧になってください。→解説版マニフェストのダウンロード
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